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漫湖周辺の環境

1.湿地の概要

漫湖は、沖縄本島の南部、豊見城市を流れる饒波川と那覇市を流れる国場川の合流地点に形成された河口干潟で、海から3㎞上流の内陸にありますが、潮の干満差の影響を強く受け、干潮時に最大約47haの泥質干潟が出現します。漫湖の西岸部には、小規模のヨシ原とメヒルギを中心とした約11haのマングローブ林が広がり、自然環境を観察する貴重な一帯となっています。さらに、野鳥をはじめ多くの生き物の生息場所として、平成11年に国内で11番目のラムサール条約登録湿地になりました。

漫湖周辺

とよみ大橋とマングローブ

2.自然環境

漫湖は、中国北部やシベリア、アラスカなどから日本を経由して、東南アジア、オーストラリアなどへ渡っていく鳥たちの渡りのルート上にあるため、渡り鳥たちのエネルギー補給の中継地、越冬地として重要な役割を果たしています。漫湖で観察できる鳥類は、シギ・チドリ類、特にムナグロ、メダイチドリ、ダイシャクシギ、キアシシギ、ハマシギなどが数多く見られます。今まで、約200種の野鳥が観察されていますが、そのうち約半数が水鳥で、世界的に珍しく希少であるズグロカモメやクロツラヘラサギなども毎年確認されています。また、渡り鳥たちのエサとなる底生生物が豊富に生息しています。干潮時の干潟には、無数のヒメヤマトオサガニがハサミを振り上げ、トビハゼがピョンピョンと干潟を飛び跳ねている姿が見られます。泥の中には、オキシジミや日本では漫湖でしか確認されていないモモイロサギガイなどが生息しています。

クロツラヘラサギ

ミナミトビハゼ

アオサギ

コサギ

タカアシシギ

ヒメヤマトオサガニ

オキナワハクセンシオマネキ

ヤエヤマシオマネキ

3.マングローブ

マングローブとは、熱帯・亜熱帯の河口の湿地帯や海水の干満によって一定時間海水にさらされる湿地に生息する樹木または、樹木の総称をいいます。漫湖の南岸には河川から土砂が流れ込み水深が浅くなり、マングローブの生育に適した干潟が広がっています。饒波川の河口域には高さ2~3mのメヒルギ、ヤエヤマヒルギ、オヒルギが生育しています。その背後には、ヨシ、オオハマボウ、シマシラキ、イボタクサギ、アダン、ススキ、オキナワキョウチクトウなどの植物が生育し、豊かな生態系を形成しています。このように漫湖のマングローブは県内でも有数の生育地となっています。

マングローブ

4.干潟の生物と食物連鎖

漫湖の干潟から南岸のマングローブ、さらに豊見城城趾の斜面の林内には、多くの野鳥や昆虫なども見られます。このように連続する自然地形の保全によって、多種多様な生物が互いに関係し合い、生息が可能となる環境を形成しています。これらの地域は、都市の中に残る貴重な生態系をもつ場所として、これからも大切に守っていかなければなりません。

干潮時の干潟

5.歴史・文化

豊見城城趾を中心としたこの地域は、琉球王朝時代の要所として歴史的に重要な場所でした。今でも古くからの名所、旧跡が残されており、当時の面影が感じられます。また、昔から人々の生活と関わりが深かった井泉が多くあります。さらに、集落や拝所、遺跡、古墳群などが分布するなど古くから文化が息づいている歴史的、文化的な色彩がつよい地域でもあります。

6.環境と共生する暮らし

この地域は、自然豊かな野鳥の楽園にみられていますが、最近は河川周辺で開発が進み、土砂やごみ、生活排水が河川に流れ込むなど、地域の人々の生活が漫湖の環境に大きな影響を及ぼしています。今後は自然に優しい開発や環境と共生する生活のあり方について、地域の人々が取り組んでいかなければなりません。

漫湖周辺の清掃活動


7.湿地の保全

このように、ラムサール条約で登録される漫湖一帯及びその周辺は素晴らしい多様な自然が残されている地域です。この地域の水鳥の保護と湿地の保全を推進する拠点として、平成15年に漫湖水鳥・湿地センターが開館いたしました。

漫湖水鳥・湿地センター

国場川水あしび


保育園児の野鳥観察

湿地観察会

湿地交流会

野鳥観察会

漫湖水鳥・湿地センター http://www.manko-mizudori.net/
湿地センター周辺のマングローブについて http://www.manglobal.or.jp/okinawahonto/kokubagawa/

このページは生活環境課が担当しています。

〒901-0292 沖縄県豊見城市宜保一丁目1番地1
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